【愛犬とおでかけ】響け!ユーフォニアムの舞台「大吉山」で過ぎゆく黄昏と光のハーモニーを楽しむ。
大吉山は、京阪宇治駅からほど近く、徒歩約10分のところにある標高131mの小高い山で、正式には仏徳山(ぶっとくさん)といいます。地元の方のお散歩コースやわんこの散歩コースとして愛され親しまれている山で「響け!ユーフォニアム」のこれまでの作品にも何度も登場しています。今回の取材は梅雨の時期だったのですが、天気予報とにらめっこして、お天気のよさそうな日の夕方に訪れてみました。
大吉山展望台からの夜景を見ようとすると、日が暮れてからの遅い時間帯に登山したり下山したりすることになります。登山道は日中の明るい時間帯に登るのは問題ないのですが、街灯などは全くないので日没のあとは急に暗くなり、夜間は真っ暗となります。舗装されていない山道ですので、夕暮れ以降に登山・下山する場合は懐中電灯を持参して足元を明るく照らすなどして、くれぐれも気をつけてください。
さわらびの道
宇治橋東詰から、風情ある2軒のお茶屋さんの間を通って朝霧通りを進みます。道はやがて二手に別れますが、石畳のある左手のさわらびの道を行きます。宇治神社、そして宇治上神社を右手に見ながらさらに進むと、特徴的な丸い縁石が続き、そして登山道らしき道が見えてきます。
この歌碑は、登山道のすぐ脇にあり、与謝野晶子没後50年と宇治市制40周年を記念して建てられました。晶子は、幼い頃から古典文学に親しみ、特に源氏物語の魅力に惹かれ、その現代語訳に力を注ぎました。この歌碑には宇治十帖の十首が晶子の真筆で刻まれています。「さわらび」の文字も見えますね。
大吉山登山道
大吉山は標高131mと、決して高い山ではありませんし、登山道も比較的しっかりと整備されています。それでも山道に慣れていない人にとっては、つづら折りの坂道が続くため意外にきつく感じるかも知れません。歩きやすい靴で、無理せず登山を楽しんでください。さて、だいぶ日も傾いてきました。
気がつくと木立の向こうに、まだ明るさが残る空の青さを帯びたビリジアングリーンの林が浮かび上がっていました。
展望台からの眺め
大吉山展望台に到着しました。日が落ちると、目の前に広がる宇治市街も少しずつ夜の装いに変わっていきます。手前右側には宇治橋を通る車のヘッドライト、テールライトが見えますし、左側の街の中に見えていた平等院も、もう夕闇に隠れてしまいました。やがて街の明かりは、空にまたたく星たちと共に少しずつ輝きを増し、光のハーモニーを奏でていきます。
【スタッフコメント】
この大吉山でのシーンは、麗奈の想いや葛藤、久美子と麗奈との関係が深まっていく様子が繊細に描かれていて、どれも好きなシーンです。展望台から宇治の町並みを最初に見たときは、感動で胸がいっぱいになりました。
この大吉山でのシーンは、麗奈の想いや葛藤、久美子と麗奈との関係が深まっていく様子が繊細に描かれていて、どれも好きなシーンです。展望台から宇治の町並みを最初に見たときは、感動で胸がいっぱいになりました。
近くの犬同伴OKの名所
愛犬と京都、平等院を散歩する
大吉山展望台: 京都府宇治市宇治東内65-5 |
最寄駅: 京阪電車 宇治駅 徒歩約21分(約1.5 km) JR宇治駅 徒歩約28分(約2.1km) |