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【愛犬とおでかけ】響け！ユーフォニアムの舞台「喜撰橋」で、かけがえのない「今」を生きる。

喜撰橋は、宇治橋西詰から平等院表参道を進み、平等院を越えてあじろぎの道をさらにすすむと見えてくる、宇治川畔から中洲である塔の島に架かった、歴史ある宇治にふさわしい、品格のある美しい橋です。付近には観覧船の乗り場や、お土産物屋さん、旅館・ホテルなども立ち並んでいて、宇治の観光名所のひとつとなっています。今回は、この喜撰橋を訪れてみました。

喜撰橋

喜撰橋は1912年（明治45年）に完成した、朱塗りの反り橋に擬宝珠（ぎぼし）や桁隠しを備えた美しい橋です。架橋当時は欄干もない素朴な造りだったようですが、現在は丈夫なコンクリート製の橋となっていて、数年前には朱塗りの塗装も新たに塗り替えられました。1907年（明治40年）頃に、1756年（宝暦6年）の大洪水で倒壊水没していた浮島十三重石塔が、宇治川の川底から発見され、塔の島に再建されたことをきっかけに、これを新たな観光名所にするための整備事業の一環として架けられたとのことです。

浮島十三重石塔は、鎌倉時代の高僧・叡尊（えいそん）が宇治川での殺生を戒めようと建立した石塔です。現存する石塔としては日本最大にして最古のもので、国の重要文化財にもなっています。

宇治川花火大会

喜撰橋のたもとでのシーンで描かれている宇治川の花火大会は、2013年に開催されたのを最後に、台風の影響や安全対策に多額の費用が必要となるなどの理由で開催されず、2017年には中止が決定してしまいました。1960年（昭和35年）に初めて開催されて以来、50年以上にわたって宇治の夏の名物イベントとして愛されてきただけに、中止を惜しむ声はとても多かったことでしょう。いつの日か復活して、かけがえのない素敵な夏の思い出として多くの人々の心に残る時が訪れるといいですね。

流れゆく時、かけがえのない時

「橋」というモチーフは、これまで数多くの小説や映画、アニメ作品の重要な場面の舞台として描かれてきました。そこでは、登場人物が心情を吐露するような印象的なシーンや名場面が展開し、出会いや別れなど物語の行方を左右するようなエピソードも多いように思います。
喜撰橋のたもとでは、ちょうど、鵜飼の観覧船が船出の時を迎えたようです。

観覧船は大勢のお客様を乗せて、川面をゆっくりと下流の漁場に向かっています。穏やかに時は流れ、やがて空が群青に染まる頃、松明の炎に照らされた古式ゆかしい鵜飼の漁に歓声が上がることでしょう。

宇治を代表する観光名所、喜撰橋あたりの散歩はいかがだったでしょうか。このあたりは名所だけあって、平日はそれほどでもないようですが、休日は団体客さんも多く訪れられますので、ワンコをお連れの場合は気をつけて散策してくださいね。

近くの犬同伴OKの名所
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ちょっと寄り道、おすすめショップ

スターバックスコーヒー 京都宇治平等院表参道店 <京都府宇治市宇治蓮華21-18>

和の風情のある京都らしいスタバです。テラス席はワンコと一緒にお茶できます。
お店では他のお客様に配慮をし最低限のルールやマナーを守ってワンちゃんとお洒落なカフェを楽しんでください。
おトイレに不安のある場合はマナーバンドやマナーパンツを着けておけば安心です。

能登椽 稲房安兼（のとのじょう いなふさやすかね）<京都府宇治市宇治蓮華11>

平等院表参道にある、1717年（享保2年）創業の和菓子のお店です。受け継がれた独自の製法で丹念に作られた茶団子はまろやかで上品なお味でした。