【愛犬とおでかけ】リードでOK!悠久の歴史に思いを馳せ、鮮やかな紅葉につつまれた「世界文化遺産」を歩く
【高山寺】例年の紅葉の見頃: 11月上旬~11月下旬
栂尾山「高山寺」
日本の漫画のルーツとも称される「鳥獣人物戯画」(国宝)で有名な高山寺。
創建は奈良時代末、宝亀5年(774年)に光仁天皇の勅願によって「神願寺都賀尾坊」と称し開かれ、その後、鎌倉時代初めの建永元年(1206年)に後鳥羽上皇の院宣によって、明恵上人が華厳宗復興の道場として再興し、寺号を「高山寺」と改めたと伝えられています。
また、明恵上人は栄西禅師から宋より持ち帰った茶の種を贈られ、栂尾の地で栽培を始め、その茶が宇治へと伝わり、その後日本各地へ広まっていったとされており「茶の発祥の地」としても知られています。
平成6年(1994年)には「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録されました。
わんこも入山OKで、リードを付ければわんこと一緒に境内を歩くことが可能です。
※境内の一部には犬の入場を禁止している場所もあります。
犬が入っても良い場所と入ってはいけない場所を確認し、他の参拝者に配慮をし最低限のルールやマナーを守って散歩を楽しんでください。
【三尾三山】
京都の北西部に位置する、高雄(尾)山、槇尾山、栂尾山の三つの尾根(三尾)が連なって並んでいます。その山の麓に佇む、高雄山「神護寺」・槇尾山「西明寺」・栂尾山「高山寺」を総称して三尾三山と呼ばれています。
古来より紅葉の名勝として、また四季折々の美しさを育む地として知られてきました。
真言密教の発祥の地であり、1000年以上の悠久の歴史を刻んでいます。
■ 高雄山「神護寺」の紹介記事は
愛犬と京都、紅葉の名勝「神護寺」を散歩する
■ 槇尾山「西明寺」の紹介記事は
愛犬と京都、緋色に色づく山寺「西明寺」を散歩する
高山寺への表参道
周山街道から表参道の階段を上ると広い境内に入っていきます。
金堂
かつての本堂があった位置に建ち、現在の金堂は江戸時代の寛永11年(1634円)仁和寺古御堂を移築したものと伝わっています。
山の中にある高山寺境内を歩く
境内はぐるりと周遊する参拝路になっており、まるで里山のようなゆるやかな森の中にいるようでを自然美を感じながら歩くことができます。
開山堂
明恵上人が晩年を過ごした禅堂院の跡地にたつ開山堂。
禅堂院は室町時代に兵火をうけ消失し、江戸時代にこの開山堂が再建された。
国の重要文化財に指定されいる明恵上人座像が安置されている。
石水院
明恵上人時代の唯一の遺構で、鎌倉時代初期の寝殿風住宅建築で後鳥羽院の賀茂別院を移築したもので国宝に指定されている。
裏参道
昭和・明治の俳人、高浜虚子が「塀低くもみじ遅しや高山寺」と詠った景色がこの裏参道。
苔に覆われた石垣と白い塀と紅葉のコントラストが美しく、上を見上げると赤く染まった木々が目に広がります。
自然が美しい山寺、世界文化遺産「高山寺」
高雄の名刹、三尾三山。個人的に大好きなお寺で何度も足を運んでいます。
その中でもこの「高山寺」が一番好きで悠久の歴史を感じる趣深い風景と山の空気に癒され、心を豊かにしてくれる気がします。
特に、山々が鮮やかな緑色につつまれる新緑の季節の高山寺が大好きで、また改めて取材したいと思っています。
自然豊かな秋景色に染まる世界文化遺産、名刹「高山寺」を愛犬と一緒に歩いてみてください。
栂尾山「高山寺」から徒歩でいける、高雄山「神護寺」、槇尾山「西明寺」の三尾三山。
渓谷を囲む山々の景色を楽しみながら色鮮やかな古都の秋を満喫しませんか?
■ 高雄山「神護寺」の紹介記事は
愛犬と京都、紅葉の名勝「神護寺」を散歩する
■ 槇尾山「西明寺」の紹介記事は
愛犬と京都、緋色に色づく山寺「西明寺」を散歩する
高雄保勝会
https://www.kyo-takao.com
京都高雄 三尾めぐり お散歩MAP
https://www.kyo-takao.com/plan/#walk
栂尾山「高山寺」:京都市右京区梅ヶ畑栂尾町8 |
最寄駅: JR京都駅、地下鉄烏丸線京都駅からJRバス「高雄・京北線」で約55分、「栂ノ尾」下車、徒歩約5分 阪急京都線烏丸駅、地下鉄烏丸線四条駅から市バス8号系統で約45分、「栂ノ尾」下車、徒歩約5分 |
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