愛犬と京都、秋色に輝く「八瀬もみじの小径」を散歩する

【愛犬とおでかけ】比叡山麓の豊かな森の中、色鮮やかに染まった紅葉の散策路を歩く

叡山ケーブル「ケーブル八瀬駅」の横に広がる散策路です。
外周約300メートル、ぐるりと回遊する散策路になっており、途中に点在する京都近代化の遺産を観ることができます。

「八瀬比叡山口駅」から「ケーブル八瀬駅」まで

叡山電車「八瀬比叡山口駅」を下車、彩られた比叡山麓の美しい自然と高野川渓流の水音が迎えてくれます。
まわりの風景と紅葉を鑑賞しながら叡山ケーブル「ケーブル八瀬駅」までを歩きます。

八瀬 もみじの小径

【平安遷都千百年紀念橖】
京都に都が移されて1100年目を迎えたことを記念して、明治28年(1895年)に実施された「平安遷都千百年記念祭」の成功を後世に伝えるために、明治35年(1902年)に建立したものです。建立時、平安神宮の境内北側にあったものを昭和4年(1929年)にここ八瀬の地に移築されました。
塔の高さは18m48cm、明治時代の京都の力を今に伝える遺産です。
【高野水力発電所跡】
明治21年(1888年)創立の電力会社「京都電燈」が明治33年(1900年)に完成させた水力発電所で八瀬秋元町内の高野川から取水、この地点まで送水し、約27mの高低差で水を落とし発電を行っていました。昭和41年(1966年)に廃止されましたが、取水水門跡や水路跡は京都近代化の遺跡となっています。
【ラジオ塔】
日本のラジオ放送は大正14年(1925年)に始まりましたが、当時ラジオは高価だったため共同でラジオを聴こうと、こうしらラジオ(公衆用聴取施設)が全国に460基設置されていたという記録があります。このラジオ塔に書かれている「JOOK」の文字は、NHKラジオの京都第一放送を表しています。この「街頭ラジオ」は往時の庶民の生活をしのばせる珍しい遺産です。
八瀬もみじの小径は外周約300メートル、ぐるりと周遊しても所要時間約5分の小さなエリアですが、面積約3,700平方メートルにモミジが群生し、あたり一面が色鮮やかにに染まります。途中、ひと休み出来るベンチも設置してあり、自然の森の中で紅葉狩りが楽しめるスポットになっています。

 

八瀬もみじの小径:京都市左京区上高野東山
最寄駅:
叡山ケーブル ケーブル八瀬駅 スグ
叡山電車 八瀬比叡山口駅 徒歩約3分(約200m)

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