【愛犬とおでかけ】北野天満宮の青もみじで緑のシャワーを浴びる
北野天満宮は京都市上京区に位置し、福岡県太宰府市の太宰府天満宮とともに天神信仰の中心として、全国から信仰を集めています。
平安時代に学者・政治家として活躍した菅原道真公を主祭神とし、近年は学問の神様としても信仰が厚いため、多くの受験生たちが参拝に訪れています。また、春の梅、秋の紅葉の名所としても有名です。
以前、梅の時期に訪れた北野天満宮ですが、今回は4月中頃から6月頃まで青もみじが楽しめる、境内西側にある史跡「御土居(おどい)」(入場有料)を散歩してみました。
北野天満宮境内では、愛犬は抱っこするかキャリーケースやバッグ等に入れてあげる必要があります(地面に足を付けては駄目とのこと)が、御土居の中でも同様とのことです。
■ 梅の北野天満宮の紹介記事は
愛犬と京都、梅香る北野天満宮を散歩する
青もみじ
御土居
境内西側に広がる「史跡御土居」は、天正19年(1591年)、豊臣秀吉公が外敵の襲来に備える防塁として、また川の氾濫から市中を守る堤防として、京都の中心をぐるりと取り囲む形で総延長23kmにわたって築かれた土塁である(北野天満宮 史跡御土居の青もみじ紹介文より抜粋)。江戸時代以降、この御土居は少しずつ解体され、今ではほとんど残っていないのですが、ここではまだ往時の様相を色濃く残しています。写真に写る石垣もその当時に築かれたものなのでしょうか。
鶯橋(うぐいすばし)
このあたりを鶯がさえずることから命名されたこの橋は、昭和8年に現在の位置より少し上流に架けられたものの、その後の豪雨で流失し、平成19年に史跡御土居の紅葉苑開苑に際して再建されたとのことです。青もみじの緑とのコントラストが美しいですよね。
紙屋川沿いの風景
かつて幾度となく氾濫を繰り返したと言われる紙屋川ですが、現在はこのように静かに流れています。川辺には山吹が見頃を迎えていました。
木漏れ日の下で
取材した日は午前中の晴れ模様が崩れ、ときおり雨が落ちてくる、あいにくのお天気だったのですが、その合間に陽がさしてきたりして青葉の下にさまざまな表情を見せてくれていました。
鮮やかな緑が映える、青もみじはいかがだったでしょうか。艶やかな秋の紅葉ももちろん美しいのですが、光あふれるこの時期の青もみじも素晴らしいですよ。ここ御土居は、秋には大勢の観光客でかなり混雑しますので、ゆっくり楽しめるこの時期に愛犬と一緒にぜひ訪れてみてください。
北野天満宮(御土居):京都市上京区馬喰町 |
最寄駅: 京福電鉄北野線(嵐電) 北野白梅町駅 徒歩約5分 京都市バス 北野天満宮前バス停 徒歩すぐ |
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