愛犬と京都、千年の都のシンボル「平安神宮」を散歩する。

【愛犬とおでかけ】平安神宮で平安京の優雅な世界を嗜む。

平安神宮は明治28年、平安遷都1100年を記念して創建されました。
明治維新の混乱の中、禁門の変で京都市中は焼け野原になりました。その復興も完了しないうちに新政府により政治の中心が東京に移り、京都の町は衰退していきます。
そこから元の京都を取り戻そう、もっと素晴らしい京都にしようと官民一体、京都市民が一丸となって様々な事業を行いました。
その集大成として平安神宮が創建、京都総鎮守のお社として親しまれています。象徴の大鳥居は幅18m、高24m、道路を跨ぎそびえ立っています。

※平安神宮境内では、キャリーケースやバッグ等に入れてあげてください。地面に足を付けては駄目とのことです。
また、境内の一部には犬の入場を禁止している場所もあります。
犬が入っても良い場所と入ってはいけない場所を確認し、他の参拝者に配慮をし最低限のルールやマナーを守って散歩を楽しんでください。

楼門と応天門

屋根の緑と色鮮やかな朱色の調和が美しい応天門。平安京朝堂院の應天門(おうてんもん)を模した楼門です。
平安京の時代、應天門の額をかいた弘法大師は門に掲げられてから應天門の應の字の点をひとつ書き忘れたことに気づき筆を投げて点を書き加えたと伝えられています。
そんな逸話からできた諺が「弘法も筆の誤り」だといわれています。

雅やかな社殿

応天門をくぐると、広大な境内。
朱の柱と緑の屋根で統一された社殿はとても美しく、これらの社殿は平安京の朝堂院を模して8分の5サイズで造られおり、平安京の栄華な世界を現在に伝えています。

白虎楼と蒼龍楼

境内に入ると両隣に大きな建物、右側が蒼龍楼、左側は白虎楼です。平安京は北は玄武、東は青龍、西は白虎、南は朱雀の四神に守られていたと伝わります。
境内の入り口の楼門の前には建物の配置と同じ右側に龍の像が飾られた青龍の手水舎、左側に虎の像が飾られた白虎の手水舎があります。

左近の桜、右近の橘

「左近の桜」
平安時代より紫宸殿の南階下の東方に桜が植えられ、儀式のときには左近衛府の官人らが、その側に列したことから「左近の桜」と名付けられたとの事。
「右近の橘」
平安時代より紫宸殿の南階下の西方に橘が植えられ、儀式のときには右近衛府の官人らが、その側に列したことから「右近の橘」と名付けられたとの事。

大極殿と龍尾壇

広い境内の一番奥にある大きな建物が大極殿です。
その広い境内を南北に分けている朱色の勾欄が龍尾壇。
平安時代、龍尾壇を登って大極殿に近づくことを許されたのは高い位の一部の限られた貴族のみでした。そんなかつての名残もそのまま再現されています。
本殿には、平安遷都を行った第50代、桓武天皇と平安京最後となった第121代、孝明天皇が祀られています。
平安神宮の建築は、古代建築の知見と京都の建築技術を集積、古代を指向した独特の建築空間を形成、高い意匠的価値が認められています。
5棟(應天門・大極殿・東西歩廊(東歩廊)・東西歩廊(西歩廊)・蒼龍楼・白虎楼)が国の重要文化財に、平安神宮額殿・平安神宮斎館・平安神宮大鳥居等が登録有形文化財に登録されてします。
優雅で華やかな平安京の姿を現在にも伝える平安神宮を愛犬と楽しんでみませんか?
※平安神宮境内では、愛犬は抱っこするかキャリーケースやバッグ等に入れてあげてください。地面に足を付けては駄目とのことです。
また、境内の一部には犬の入場を禁止している場所もあります。
犬が入っても良い場所と入ってはいけない場所を確認し、他の参拝者に配慮をし最低限のルールやマナーを守って散歩を楽しんでください。
場所:京都市左京区聖護院蓮華蔵町
最寄駅:
地下鉄東西線 東山駅 徒歩約5分(約350m)

ちょっと寄り道、おすすめショップ

スターバックスコーヒー 京都岡崎 蔦屋書店 <京都市左京区 岡崎最勝寺町13>

言わずと知れたスタバ。アートな町、岡崎にあるスタバはオシャレです。
テラス席はワンコと一緒にお茶できます。
お店では他のお客様に配慮をし最低限のルールやマナーを守ってワンちゃんとのお洒落なカフェを楽しんでください。
おトイレの不安ある場合はマナーバンドやマナーパンツを着けておけば安心です。

スターバックスコーヒー 京都岡崎 蔦屋書店

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