【愛犬とおでかけ】東本願寺に隣接する市民緑地「お東さん広場」を散歩する。
お東さん広場(東本願寺前市民緑地)は、京都駅周辺の活性化に取り組む京都市と、地域に開かれた門前を目指す東本願寺とが協力して、京都市道と東本願寺所有の緑地を一体的な緑の空間として活用できるよう整備された、京都市では初めての「市民緑地」です。
今回は、JR京都駅にほど近く、真宗大谷派の本山である東本願寺の正面に位置している、このお東さん広場を散歩します。
※お東さん広場は愛犬を連れて散歩することが可能ですが、東本願寺境内には入ることができません。ご注意ください。また、広場内においても、最低限のルールやマナーを守って散歩を楽しんでください。
お東さん広場
2024年(令和5年)3月24日に、新たな「賑わい・憩いの空間」としてお東さん広場はオープンしました。これまで京都市道として東本願寺に沿ってバスや自動車が通っていたところが石畳風に舗装され、多目的広場となっています。
桜やイチョウなど季節を彩る花木も楽しめる芝生広場です。
今回の取材は1月中旬頃でしたので、芝生の色も枯葉色で少し殺風景でしたけど、京都駅のすぐ近くにこのような自然あふれる広場があるのは嬉しいですよね。
夕陽を浴びて
東本願寺の阿弥陀堂門(重要文化財)が夕陽を浴びて、そのきらびやかな金色の装飾をより一層見事に輝かせていました。この門は江戸時代には「唐門」と呼ばれており、幕末の火災による焼失後1911年(明治44年)に再建されました。
御影堂門(重要文化財)
正面21m、側面13m、高さ27mと堂々たる勇姿で、木造建築の山門としては世界最大級であり、木造建築の二重門としては、日本一の高さと言われています。
楼上には東本願寺の正式名称である「真宗本廟」の額が掲げられ、釈迦如来・弥勒菩薩・阿難尊者の三尊像が安置されています(通常時は非公開となっています)。
広場にて
御影堂門の正面には、東本願寺緑地であった頃から蓮の花をモチーフにした印象的な噴水があり、お東さん広場となってからは噴水広場となって、この広場のシンボル的な存在となっています。
お東さん広場にはベンチや飲料水の自動販売機、公衆トイレもありますので、観光の合間にちょっと休憩するのもいいですね。写真では遠くに見えますが、京都タワーも京都駅も目と鼻の先です。
年始から比較的暖かな日が続いていたせいか、季節はずれの桜が咲いていたのには驚きました。
今回は、真宗大谷派の本山として、また数多くの国宝や重要文化財がある歴史的な観光名所として、内外から多くの人々が訪れる東本願寺の正面に位置している、お東さん広場を散歩してみました。
京のシッポでは、今後も愛犬と一緒に散歩できる、素敵な場所や面白いスポットを紹介してまいります。次回の記事もどうかお楽しみに!
お東さん広場(東本願寺前市民緑地):京都府京都市下京区常葉町他 |
最寄駅: JR京都駅、地下鉄京都駅下車徒歩約5分(350m) |
お東さん広場のホームページへ |