【愛犬とおでかけ】響け!ユーフォニアムの舞台「許波多神社」で、人の思いに寄り添う。
許波多神社(こはたじんじゃ)は、京都府宇治市にある神社です。社伝によると、大化元年(645年)、蘇我倉山田石川麻呂の奏上により、孝徳天皇が中臣鎌足に命じて、皇祖を祀る神殿を造営させたことに始まると伝えられています。宇治市内には許波多神社という名前の神社が木幡と五ヶ庄の隣接する2つの地区にありますが、今回訪れたのは、五ヶ庄地区にあるほうの許波多神社です。
※許波多神社では、愛犬は必ずペットカートやキャリーバッグ等に入れてあげてください。
住宅街の中の神社
最寄りの駅から、10分ほど歩くと、住宅地の中に小さな森が見えてきて、そこが神社であるとわかります。許波多神社のすぐ近くには、日よけの黒い布で覆われている畑らしき土地があり、ここ宇治が宇治茶の産地であることを思い起こさせてくれます。
馬の神社
かつて、社殿より続く馬場道で競馬(くらべうま)の神事が行われていたと伝えられ、許波多神社は「競馬発祥の神社」とされています。社宝として今に残る平安時代の鐙(あぶみ)は重要文化財に指定されていて、他にも、馬頭天王の神像があることから、「馬の神社」として競馬ファンや競馬関係者の信仰を集めていて、また、大海人皇子(後の天武天皇)や坂上田村麻呂が戦勝を祈願したと伝えられていることから、勝運を授かる神社としても信仰されています。
境内にて
許波多神社は元々は現在地の東方1.5kmほどにある黄檗(おうばく)公園辺りに鎮座し、その地は「柳山」と呼ばれ、当社も近世以前は「柳大明神」と称していました。しかし明治八年(1875年)に陸軍宇治火薬製造所(現 陸上自衛隊宇治駐屯地)の建設のため社地全体が官有地として召し上げられ社地の移転を余儀なくされ、翌九年(1876年)に御旅所だった現在地に遷座したのです。先に述べた「競馬(くらべうま)」の神事も、かつて柳山にあった頃に行われていたのですね。
人の思いに寄り添う
『響け!ユーフォニアム3』では、この「許波多神社」は1年生部員の義井沙里の家という設定で登場し、部長である黄前久美子が、沙里の悩みに耳を傾け、寄り添い、受け止める姿が描かれています。
話し合うことで相手の立場や気持ちを理解し、そしてその悩みに寄り添う・・・それらが心の負担を軽減し、前向きな気持ちを取り戻すきっかけとなるのでしょう。
悩みを抱える友人や仲間がいるときには、その話に耳を傾け心から寄り添い、一緒に前に進めたら良いですね。
許波多神社の散歩はいかがだったでしょうか。とても由緒ある神社でありながら、明治期の国策のために遷座を余儀なくされるなど、苦難の時期を乗り越えて、今は住宅地の一角にあって、ひっそりと佇んでいるような風情です。ぜひ、わんこと一緒にこのあたりの散歩コースをお楽しみください。
【スタッフコメント】
ユーフォファンで久美子を1年生から見ていた私は久美子の部長として成長っぷりに感動!
私も高校時代、吹奏楽部ではないですが部長をしていました。この許波多神社でのシーンは当時を思い出し胸が痛くなりました。
久美子のような良い部長ができていたのか?今の私はどうなのか?久美子に負けないように頑張らなければ!
ユーフォファンで久美子を1年生から見ていた私は久美子の部長として成長っぷりに感動!
私も高校時代、吹奏楽部ではないですが部長をしていました。この許波多神社でのシーンは当時を思い出し胸が痛くなりました。
久美子のような良い部長ができていたのか?今の私はどうなのか?久美子に負けないように頑張らなければ!
『響け!ユーフォニアム』舞台めぐり
愛犬と京都、「宇治公園」あたりを散歩する
許波多神社: 京都府宇治市五ヶ庄古川 |
最寄駅: 京阪電鉄宇治線 黄檗駅 徒歩約12分(約900m) JR奈良線 黄檗駅 徒歩約16分(約1.2km) |