【愛犬とおでかけ】響け!ユーフォニアムの舞台「ロームシアター京都」で、「夢」の持つチカラに思いを馳せる。
ロームシアター京都は、京都市左京区にあるコンサートホールで、1960年(昭和35年)に京都会館として開館し、2012年より一部の改築および改修が行われ、2016年(平成28年)1月10日にリニューアルオープンして現在の名称となりました。今回はこのホールとその付近一帯に整備されている岡崎公園を散歩してみます。
岡崎公園
ロームシアター京都のある岡崎公園は、1895年(明治28年)に開催された第4回内国勧業博覧会跡地の一部を公園地として指定されたもので、京都市を代表する総合公園の一つとして長らく市民に愛されています。この公園やその周辺には、平安神宮、京都市動物園、琵琶湖疏水やインクライン、京都国立近代美術館などの施設や史跡があり、また、京都市京セラ美術館、京都府立図書館などは歴史的価値が高い優れた建築物としても評価されています。週末には様々なイベントも開催され、多くの市民や観光客で大変な賑いを見せます。
ロームシアター京都
ロームシアター京都には、2000席を有するメインホールの他、サウスホール、ノースホールの合わせて3つのホールがあり、大規模なコンサートからオペラ・バレエ、演劇、その他の舞台芸術まで様々な用途に対応できる多目的なホールとなっています。また、新しい「劇場文化」を形づくるというコンセプトのもと、カフェや書店、レストランなど賑わいを創出する施設も備えています。
近代京都の危機、そして・・・
先にご紹介したとおり、岡崎公園は第4回内国勧業博覧会の跡地に整備されたものなのですが、この博覧会が開催される以前の明治初期において、京都は大変な苦難の時期を迎えていました。明治維新で都としての地位を事実上失い、人口の3分の1が減少するなど、都市存亡の危機に直面していたのです。
しかしそれにめげることなく、全国に先駆けた学区制の小学校の創設や高等教育機関の開設、琵琶湖疏水の建設、日本初の事業用水力発電所の創業、市街電車の開業など、京都は市民ぐるみでこれらの先進的な取組に挑戦していました。そうした流れを受けて、平安遷都千百年記念のメインイベントとして開催されたのが、第4回内国勧業博覧会であり、この大イベントは京都の経済・文化の復興と発展に大きく寄与したのです。
新たな夢のはじまり
演奏会で奏でられる音楽の背景には、その美しい音色やハーモニーを生み出すための、気の遠くなるような長い時間と、焦りや不安など様々な感情、そして理想を目指す熱い想いがあることでしょう。その演奏によって見事な花が咲くこともあれば、夢をうち破るような残酷な「現実」に直面することもあるでしょう。でも、どんなに辛くても、悲しくても、「夢を抱くこと」だけは諦めないようにしたいです。自分を信じて歩み続けてきた道、仲間と一緒に同じ一点を見つめて費やした日々、それこそが真実のはずです。その「真実」が、新たな夢を生み、前に進むチカラとなり、より大きな夢につながる、そう信じて・・・。
ロームシアター京都と岡崎公園の散歩はいかがだったでしょうか。岡崎公園は、特に週末は広い公園内にもかかわらず大変混雑します。わんことの散歩も、平日か朝早い時間帯に来られることをおすすめします。ぜひ、このあたりの散歩コースをお楽しみください。
【スタッフコメント】
「響け!ユーフォニアム」では、とても厳しい現実に直面する場面で登場する、このロームシアター京都ですが、ここはまた、あらたな夢のはじまりの場所でもあるのですね。京都の街にとっても、この地は明治維新という苦難の時期を経て、復興そして近代化への新たな歩みを開始した場所でもあるので、時代を超えたシンクロ二シティを感じますね。
「響け!ユーフォニアム」では、とても厳しい現実に直面する場面で登場する、このロームシアター京都ですが、ここはまた、あらたな夢のはじまりの場所でもあるのですね。京都の街にとっても、この地は明治維新という苦難の時期を経て、復興そして近代化への新たな歩みを開始した場所でもあるので、時代を超えたシンクロ二シティを感じますね。
『響け!ユーフォニアム』の舞台めぐり
愛犬と京都、「京都コンサートホール」あたりを散歩する
近くの犬同伴OKの名所
愛犬と京都、千年の都のシンボル「平安神宮」を散歩する。
ロームシアター京都: 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町 |
最寄駅: 京都市営バス 東山二条バス停 徒歩約5分(約300m) 京都市営地下鉄 東山駅 徒歩約9分(約600m) |