【愛犬とおでかけ】終着駅のすぐそば、水遊びができる高野川の河川敷あたりを散歩する
かつて京の都と若狭の国とを結ぶ街道として整備された若狭街道は、日本海で採れた鯖をよく運んだことから「鯖街道」とも言われました。今回は、その鯖街道の始終点である出町(出町柳)から伸びている叡山電車叡山本線の終着駅である八瀬比叡山口駅のすぐそば、高野川の河川敷に広がる水遊びスポットとその周辺を訪れてみました。
叡山電車
取材当日は叡山電車、通称「えいでん」の出町柳駅から乗車したのですが、ちょうど名物電車のひとつ「ひえい号」がお出迎えしてくれました。ホームにある七夕をイメージしたかわいいオブジェは格好のフォトスポットになっています。さて、観光客で満員のこの電車に揺られること15分、終点の八瀬比叡山口駅に到着です。
駅近の水遊びスポット
改札を出て、右手に進むと木立の向こうに河川敷が見えてきます。その先に階段があり、そこを降りると大勢の若者たちや家族連れが歓声を上げる、水遊びスポットが広がっています。
河川敷は歩くのも困難なくらい混雑していましたが、ちょうどこの日は叡山電車の夏まつりイベントが八瀬比叡山口駅で開催されていたので、普段よりも人出が多かったのではないかと思います。
京都市内の河川敷では火気厳禁のところが多いのですが、ここではバーベキューも可能のようです。ただ、中にはマナーの悪い利用者もおられるようで、地元ではバーベキューを禁止しようとする動きもあるようです。くれぐれもルールとマナーを守って楽しんで欲しいですね。
少し上流へ・・・
水遊びスポットを離れ、少し上流に進むと、巨大な岩の上に支柱を設けた特徴的な橋が目を引きます。この見事なコンクリート製2連アーチ橋は西塔橋といい大正時代に架橋されたとのこと。この橋を渡って対岸に向かってみます。川面を見下ろすと、先程の様子とは打って変わった渓谷美を楽しむことができました。
ケーブル八瀬駅から八瀬もみじの小径へ
比叡山を登るケーブルカーの八瀬駅が見えてきました(山頂に向かうには終着駅で下車後さらにロープウェイに乗り換える必要があります)。すぐそばからは以前の記事でも紹介した、八瀬もみじの小径が続いています。
八瀬もみじの小径の記事は下のリンクからご覧いただけます。
愛犬と京都、秋色に輝く「八瀬もみじの小径」を散歩する
駅前の植え込みに鮮やかなオレンジ色の花を見つけました。調べてみるとヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)というアヤメ科の植物で、観賞用として日本に渡来した後、強い繁殖力によって現在では野生化したものが多く見られるとのことです。なお、猫と犬に対しては毒性があるらしいので、摂取させないよう気をつけてくださいね。
八瀬、高野川あたりの水遊びスポットや渓谷の風景、いかがだったでしょうか。
京のシッポでは、今後も愛犬と一緒に散歩できる、素敵な場所や面白いスポットを紹介してまいります。次回の記事もどうかお楽しみに!
八瀬比叡山口駅:京都府京都市左京区八瀬野瀬町 |
最寄駅: 叡山電車 八瀬比叡山口駅 |