京のシッポ京都の犬に関する情報を発信！

【愛犬とおでかけ】新緑と涼しげな風のなか、”京の奥座敷”貴船をゆく

「【愛犬とお出かけ】リードでOK !「太古からのパワースポット」鞍馬寺を散歩する」でご紹介した鞍馬寺にほど近く、観光客に根強い人気を誇る貴船を新緑の時期に訪れてみました。

■ 鞍馬寺の紹介記事は
愛犬と京都、鞍馬寺を散歩する

貴船の艶やかな秋の紅葉はあまりにも有名ですが、この時期の鮮やかな新緑も貴船川に沿って流れてくる涼しげな風とともに最高の癒やしを与えてくれます。まるで全身が緑に染まったような気分になりましたよ。

なお貴船神社境内では、愛犬は抱っこするかキャリーケースやバッグ等に入れてあげてください。地面に足を付けては駄目とのことです。

貴船川の流れ

貴船（きぶね）は京都市左京区に位置し、近隣の鞍馬と合わせて”京の奥座敷”として知られている人気の観光スポットです。貴船川と鞍馬山に挟まれた細長い渓谷に料理店や料理旅館が立ち並び、夏には貴船川上に川床が設置され、蒸し暑い京都市街を避ける納涼客で、秋には紅葉の名所として特に賑わいます。

全国に約450社ある貴船神社の総本社である貴船神社ですが、その読み方は、地域名である「きぶね」とは違い、水神をお祀りしていることから濁らず「きふね」といいます。古くから水の神様として、全国の料理・飲食業や水を取り扱う業種の人々から信仰を集め、また縁結びの神様としての人気もあり、境内に若いカップルを見かけない日はありません。

かつて歴代の天皇が、干ばつの時には黒馬を、長雨の際には白馬を奉納して祈願していたといわれ、後に生きた馬に代えて馬型の板に着色した「板立馬」を奉納し、これが現在の絵馬の原型となったため、ここ貴船神社は絵馬発祥の社とされています。

貴船神社奥宮

貴船神社創建の地である奥宮は、貴船川に沿って本宮からさらに700メートルほど上流に進んだところにあり、深い森に囲まれて神聖な空気に満たされています。創建伝説に伝わる玉依姫（たまよりひめ）が乗ってこの地に上陸したと伝えられる黄船は、人目に触れないように石で包み囲んだと伝えられ、今も苔むして奥宮本殿の側に祀られています。