【愛犬とおでかけ】京都府の最南端、木津川上流の山峡で自然と歴史を満喫する。
木津川の南岸にそびえる笠置山(かさぎやま)は、古くからの修験道場、信仰の山として、また、歴史上のさまざまなドラマの舞台として知られています。
今回はこの笠置山にほど近い、木津川の畔にある笠置キャンプ場あたりを散歩してみました。他の方のご迷惑にならないよう気を付ければ、わんこ同伴OKだそうです。
カヌースクールも近くにあるので次回訪れた際には楽しんでみたいです。JR関西本線笠置駅からも徒歩約3分です。
笠置キャンプ場については、笠置町のサイト内(笠置キャンプ場の利用について)より確認をお願いします。
太平記「元弘の乱」笠置合戦のジオラマ
JR笠置駅前にある、日本の歴史に残る大事件をあらわしたジオラマモニュメントです。
鎌倉幕府後期において、皇位継承をめぐって対立していた2つの皇統は、幕府の調停によって交互に皇位を継承することとなりましたが、1318年(文保2年)に即位した後醍醐天皇は自身の直系の子孫に皇位を継承させるため、その障害となる幕府を倒すことを企てます。
ところが、その倒幕計画は事前に発覚することとなり、天皇の側近が幕府に逮捕される事態に発展したため、さらなる追求から逃れるべく後醍醐天皇は京を脱出しこの笠置山に入ります。
幕府側は7万5千もの兵を集め笠置山を包囲して攻撃しますが、この山は全山が巨岩、怪石で覆われた「天然の要塞」であったこともあり、3千余りの兵力に過ぎない天皇側をなかなか攻め落とすことができません。
このジオラマはこの「笠置合戦(元弘の乱)」の戦の様子を伝えているものです。
巨岩の上に築かれた砦から弓を射るのは足助次郎重範という弓の名手として知られた三河(愛知県)の武士で、この弓をもって戦が始まったとのことです。大石を掲げて敵兵めがけて投じようとしているのは本性房という大和(奈良県)般若寺の僧。このときの勇姿は「本性房怪力図」として、東京国立博物館に所蔵されています。
さて、一ヶ月近く善戦を続けていた天皇側でしたが、幕府側によって夜に火が放たれ総崩れとなり、笠置山はついに陥落します。
捕らえられた後醍醐天皇は、翌年幕府によって隠岐島に島流しとなるのですが、果たしてその運命は・・・。
鎌倉幕府の末期を象徴する、このような大事件がこののどかな山里に繰り広げられていたとは、この取材をするまで知りませんでした。いやー、歴史って本当に面白いですね!
駅ピアノ
JR笠置駅の駅構内にある駅ピアノ。おしゃれですね。ちなみに使用できる時間は9:00~17:30だそうです。
道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村 ドッグラン!
国道163号線沿いにあり、京都府と三重県の県境付近にある道の駅 (お茶の京都 みなみやましろ村)に足を延ばしてお邪魔してみました。施設内にドッグランが併設されており、わんこを連れた方とも沢山出会いました。
JR関西本線月ヶ瀬口駅からも徒歩約5分と近く、地元の名産品なども販売されていて多くの方々で賑わっていました。
南山城村は京都府下でたった1つの村。
京都府、滋賀県、三重県、奈良県がちょうど接するあたりに位置し関西の真ん中あたりになります。大阪市、奈良市、京都市から1~2時間ほどで行くことができます。
笠置キャンプ場:京都府相楽郡笠置町大字笠置佃 |
最寄駅: JR笠置駅 徒歩約4分(約270m) |
笠置キャンプ場のホームページへ |
道の駅 お茶の京都みなみやましろ村:京都府相楽郡南山城村大字北大河原殿田102 |
最寄駅: JR月ヶ瀬口駅 徒歩約5分(約350m) |
道の駅 お茶の京都みなみやましろ村のホームページへ |